ある日、滋賀県の図書館司書、カワシマさんという方からモンドくんの絵を表紙にした冊子が作りたいという長い内容のラブレター(メール)が来ました。

それは勝手に一部抜粋させてもらうとこんな文章でした(カワシマさん、勝手にメール載せてすみません)。

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モンドくん、はじめまして。

中学生になられたので、モンドさん、と言うほうが良いのでしょうが、どうもしっくりこないので「モンドくん」と呼ばせてください。

初対面なのにすみません。
 

さて、私は滋賀県近江八幡市というところに住んでいます、カワシマと申します。

滋賀県は九州から遠いのであまりピンとこないかもしれませんが、日本一大きな湖、琵琶湖のあるところです。

 

私は図書館司書といって、図書館で本を貸出ししたり、すすめたりする仕事をしています。

図書館では、小学生以下の人たちの利用は多く、嬉しいのですが、

中学に入ると部活やなんかが忙しいらしく、とたんに図書館に来なくなってしまいます。

ところが、中学生、高校生の人たちにこそ見てほしい本があるんです!

毎年夏休みになると、課題図書ってやつが発表されますが、(ここらへんのくだり、カットしときますねw)...もっとおもしろい本に出会ってほしい!と思って、

私は県内の図書館司書仲間を集めて、どうしても忙しい中学・高校生に読んでほしい本をリストにして、おすすめのコトバをつけて冊子にしよう!と考えました。

夏休み前に発行して、県内の図書館や学校図書館などにばらまきます。

わりと楽しみにしてくれてる人もいて問い合わせもあり、

今は滋賀県外からも「ほしい」と言ってもらえます。

完全に手作りの冊子なので、ほしいと言われると、原稿をメールで送って、自分とこで刷って!とお願いしています。

この冊子は「-withbooks」と言います。

(中略)

実は、モンドくんにお願いというのは、

表紙の絵を描いていただけないでしょうか、ということです。

 

『へろへろ』を読んでからモンドくんの絵が忘れられず、

京都の恵文社一条店にたまたま行ったら「ヨレヨレ」があって、

そしたらアホの坂田師匠の表紙だったので思わず迷わず買って、

モンドくんの本もあって買って、

もうこのところ私はモンドくんの絵にとりつかれてしまっています。

寝ても覚めても「ヨレヨレ」のアホの坂田師匠の表紙を眺め、

今年の「-withbooks」の編集をしながら、

「あ!表紙をモンドくんに描いてほしい」と、だいそれたことを思いついてしまいました。

(後略) 


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このカワシマさんという方、お会いしたことないのになぜだかとても親近感の持てる文章を書く人だなあと思いました。 それで依頼も引き受けたわけで、どんな表紙になるんだろうなあと思っていたら、先日きれいに製本された冊子が送られてきました。

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ギャハハハハハ。良いセンスですね。

この冊子を手にした中学生たちが表紙を見て大喜びだそうです。良かった良かった。

後日、カワシマさんから大きな大きなバームクーヘンがお礼にと届きました。

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