2018年06月
「ボギーとモンドのシンガポールツアー」レポ(最終日)
6月10日。
トランプと金正恩のそっくりさんが一足先にシンガポール入りしたというニュースを今朝知って、その後、即拘束されたというニュースを昼に知り吹き出してしまった。

本物もすでにシンガポール入りしたとか。その割には街は普段通りだな。
しかし東京都くらいの大きさの小さな島に今、トランプと金正恩とボギーとモンドがいるの意味わかんない。ちなみに3年前にシンガポール来たときはちょうど首相のリークアンユーが亡くなった国葬のときで、毎回なぜか国を挙げての一大事みたいなタイミングにバッティングしてしまうな(笑)。
シンガポールの最終日はイチローさん夫妻が一日中付き合ってくれた。まずランチは「紅星酒家」で飲茶。なんの変哲もないマンションのエレベーターに乗ると…。
そこは想像を超える広さの中華レストラン!!
ここはかつてシンガポールの中華四天王と呼ばれたシェフが作った店でかなりの歴史があるらしい。
飲茶をみんなで注文していろいろ食べれた!
どれもうまかったけど、このお粥が疲れた身体に染み渡る味だったなー。
モンドの似顔絵に来てくれた隠岐の島出身家族のニーナちゃんと紅星酒家で再会!会いに来てくれたのだ。今ちゃんバッジをあげたらすごい嬉しそうにはにかんでかわいかった。
ランチのあとはチャイナタウンを案内してもらう。
同じような観光みやげ店が並ぶメインストリートよりも、怪しい店が並ぶ裏通りのほうが遥かに楽しい。
金玉つきパンツを売ってた。誰が何のために履くのだろう?
日曜はガラクタ市をやってる通りが良かった!ほんとにガラクタばかりで、中古のリモコンをいっぱい売ってるおっちゃんもいた。「こんなん誰が買うんですか?」とイチローさんに聞いたら「テレビのリモコンとか壊れたらここで買う人結構いるよ」とのこと。
俺は味わい深い台湾レコードなど$2で購入。
チャイナタウンにあるインド寺院では朝と夕方に毎日礼拝があるらしく、ヒンドゥー教徒じゃなくても自由に入ることができる。
名前も知らない笛と太鼓の鐘によるアッパーでトランシーな生演奏がかなりヤバい!盛り上がりが頂点に達したとき神殿のカーテンがシャッ!と開く演出も最高!!(祭壇の写真撮影は禁止されている)
そんな最高の演奏で盛り上がってる礼拝をまったく無視して黙々と読書に浸るモンド…。
夜ごはんはイチローさんオススメのチンチンレストランという名前の店。
シンガポールでの最後の食事はモンドの大好物、チキンライス!
が、しかしモンドは昨日のタイガーバームガーデンでのお仕事がよっぽど疲れたんだろうな、気絶するように寝てしまった。
俺はTigerビール!
シンガポールでは毎日この味が薄いTigerビールを好んで飲んでいた。気温ですぐぬるくなるからジョッキに氷を入れて飲むスタイル。するとさらに味が薄くなるんだけど、むし暑い気候にはこの薄いビールが実によく合うのだ。麦茶感覚!
シンガポールで過ごした5日間のシメはアヤさんも合流しイチローさんの家のベランダで乾杯!やっぱここがいちばん落ち着く気がする。
お世話になったお礼にモンドがイチローさんを描く。
笑えるほど激似!
実は3年前にシンガポール来たときもモンドはイチローさんの似顔絵を描いており、それをずっとアイコンにしてくれてたんだけど、これで新しいアイコンに変わるのかな?断然似てるもんなぁ(笑)。
飛行場の出発時間までベランダでビール飲みながら、イチローさんがDJをしてくれた。
最高すぎる台湾ポップスの数々がどれもツボ!
めちゃくちゃ良いので福岡にイチローさん来てもらってDJイベントやる約束をする。
イチローさんとユウコさんとアヤさんには今回の旅でほんとお世話になった。毎日楽しい場所に連れてってもらったり。おいしいお店に連れてってもらったり。家に泊めてもらったり。
言葉ではあらわせないほどの感謝。今度は福岡でおかえししたい。
「ボギーとモンドのシンガポールツアー」レポ(4日目)魅惑のタイガーバームガーデン
6月9日。
今回シンガポールに来た目的は今日ここでモンドがお仕事だからだ。
3年ぶりにハウパーヴィラ(タイガーバームガーデン)に来たけど、やっぱりおれはシンガポールでここが一番好きかも。
タイガーバームで大儲けした社長が自分の為だけに趣味で作った悪趣味な大庭園!
観光マップからは無視され、地元の人々もかるく苦笑いするような場所だが、
おれにはここほど人間の業が詰まったパラダイスはないような気がする。
とにかく広大な土地にありとあらゆるオモロいシチュエーションの人形劇がコンクリートで作られている。
結構シチュエーションが悲惨なのも多い。
そしてどれもこれも人形の表情が最高だ。なんとも言えない顔!顔!顔!
いちばんヤバいのは地獄めぐり!
「お前いったい現世で何したんだ?」っ聞きたくなるよな拷問の数々…。
横に罪状が書いてある。ちなみにこの胴体まっぷたつにされてる人の罪状は「本を粗末にした」。
このむちゃくちゃ怖いやつらに内臓引きずり出されてる人の罪状は「ご年配をバカにした」。
ほかにもあらゆる罪状が書いてあるが、こんなもんほぼ全員地獄行きやん!
この一日中いたら気が狂いそうな庭園を自分の為だけにつくるってほんとすごいエナジー。
もう完全にイカレてるとしか思えない!
最高の場所なのでシンガポールに来たらみなさん観光マップは無視してここに来てください。マジで。しかもここ入場無料なのがすごい!!!
こんな超ディープスポットでモンドが何のお仕事をしたかと言うと、それはまだ秘密(笑)!来年あたりその答えが分かると思います。
炎天下のタイガーバームガーデンで朝から日暮れまで。お仕事とはいえさすがにくたくただが、エアコンの効いた店でやっとありついた至極の一杯!!美味すぎて気絶するかと思った…。ただし、この一杯で1400円!シンガポールはビールが高すぎる。
せっかくシンガポール来たので一応いちばん有名な観光地も行っとく。
マーライオン、後ろから見たらただのマラ。
「ボギーとモンドのシンガポールツアー」レポ(3日目)
6月8日。
朝ものすごいスコールが降ったのでずいぶん涼しく感じる今日のシンガポール。お昼食べにニュートンのフードコートへ。
屋台は見てるだけで楽しい。
偏食なモンドはシンガポールに来てからチキンライスばっか食べてる。
昨夜暴飲暴食だったボギーは優しい味を求めて魚のつみれヌードル。
二日間お世話になったイチローさん宅はほんとに快適だったなー。
たっぷりごろごろさせて頂きましてありがとうございました!
今日はチャイナタウンをぶらつく。
肉!肉!肉!な屋台が並ぶ。
で、「くさっ!」と思ったら大体ドリアン。
観光っぽすぎる通りよりチャイナタウンの賑やかじゃないほう賑やかじゃないほうへと歩いていくと、物悲しいみやげ店が多くていいな。
ホテルにチェックインを済ませて再びチャイナタウンへ。
夜ごはんは豪勢に中華!高くて手が出せなかったチリクラブも初めて食べれた!うめー!
さあ、明日はモンドががんばる日。今日はゆっくりお休み〜。
「ボギーとモンドのシンガポールツアー」レポ(2日目)
6月7日。
シンガポール2日目、イチローさんの部屋でごろごろ過ごす。勝手にレコード聴いてて良いですよーとイチローさんが言ってくれたので遠慮なくレコードを聴く。シンガポールで聴くはっぴいえんどや森田童子、なんか不思議だ。
ふと目に留まったこの怪しいジャケのレコードをターンテーブルに乗せる。流れ出したグルーヴがぐるんぐるんのタイポップにヤラれる。こりゃめちゃくちゃカッコイイ!!!
さすがに腹が減ったので、歩いて15分ほどのオーチャードへ。モンドがいちばん好きだったと言うラッキープラザの2階にあるラッキーチキンライスを3年ぶりに食べる!やっぱウマイ!そして安い。450円くらい。
エアコン効いて涼しいのでラッキープラザ内をぶらぶらする。なんだか美味しそうなスイーツを売ってたので買ってみる。バナナをパリパリの衣で包んで揚げたお菓子?ずっしり重くてかなりのボリュームがある。
ひと口食べてオエッとなった。衣が激甘でバナナが酸っぱい!想像したのと全然ちがう味…。これはおれ食えない。
オーチャードは福岡でいうところの天神でファッションビルが立ち並ぶ。
ぶらぶらお散歩しようと思ったが、外があまりに暑いのと、イチローさん家があまりに快適ということもありせっかくシンガポール来たのに結局部屋でごろごろ漫画読んでしまう。
にゃんこもかわいいし。
夕方にイチローも帰ってきたので一緒にバスでリトルインディアへ移動。MRTでの移動はもう慣れたんでひとりでも大丈夫だけど、バスはまだひとりで乗るの難しい。
夜はリトルインディアにある小さなライブハウス「LITHE HOUSE」でアヤさんとイチローさんが企画してくれたイベントに出演だ。
シンガポールでは3年ぶりとなるモンドくんの似顔絵屋さん。最初のお客さんはなんと隠岐の島からシンガポールに移住してきた親子!まさかここで隠岐の島の人と出会うとは!しかもアマフェスのことも知ってたし、すごい偶然。
今日もモンドは絶好調!みんなよく似てたし、喜んでもらえて良かった。
店内でお酒が飲めないので、みんな隣りの商店で酒を買って外で飲むスタイル。で、ライブが始まるとぞろぞろと中に入る感じだ。
イベントスタート。
1番目は主催のアヤさんの鍵盤とドラムのシェリルさんのユニット、Ayascho feat. Cheryl ong。
続いてトリプルギターユニットのWolf&the moon。エクスペリメンタルな気持ちいい即興演奏が続く流れで始まった。
3番目のHanging up the moonは美声、美メロのフォークシンガー。
彼、シェーンはどこかで会ったことあると思ったら、3年前にシンガポール来たときモンドが似顔絵を描いていたのだ!わぁ、今度は音楽の現場で再会できて嬉しい。
彼のギターを借りて次はボギーのライブ。
DJはイチローさんによる和モノ中心の選曲。ボギーの前にバービーボーイズ「暗闇でダンス」〜「黒田節」という流石のイカレタ流れ(笑)!
ヘッドライナーのボギー。英語はほぼしゃべれないけど、最小限の知ってる英単語を並べて勢いでしゃべればパッションだけで何とか伝わってる様子。徐々に笑いや歓声が巻き起こりはじめる。
モンドのタコ踊りもシンガポールで披露!このあたりからみんな分けわからんノリに巻き込まれていく。
アヤさんにピアニカ、シェリルにドラムで入ってもらいフィッシュマンズ「ナイトクルージング」をセッション!歌詞は即興で変えていくスタイル。「♪窓は開けて寝るんだよ〜、シンガポールの夜は暑いから〜」。リハ一切やってないぶつけ本番だったけどすごく気持ちよかったなぁ。
最後は「カーニバル」から「贈る言葉」、日本でもシンガポールでも同じことをやって通じなきゃ意味がないのだ。
マレー系もインド系もチャイニーズもアメリカンもジャパニーズも色んな人種が手を繋いで輪になって笑ってて。まるでディズニーランドのイッツアスモールワールド見たいだったよ。すげえバカな。
最後はいつも通り見事に胴上げで終了!そもそも胴上げというものを知らないシンガポールの方々の戸惑いと感動の嵐!?アメージング言われたよ(笑)。
<セットリスト>
1.鉄の心をもつ男
2.プラカラーオーバードーズ
3.タコ踊り
4.バカになりましょう
5.BON-ODORI
6.ナイトクルージング
7.カーニバル
8.贈る言葉
お客さんや共演者たちと最後に撮った写真はハッピーが溢れとる!みんなニコニコして帰っていった。たくさんの握手を交わした。世界はひとつだねー。
楽しいイベントを企画してくれたアヤさんとイチローさんほんとにありがとう!福岡に来るときは今度は俺が世話します!
打ち上げはとにかく暑いから冷たいビールが飲めるとこ!しかし夜のリトルインディアはお酒飲める店が少ない。かろうじて入れたバーはビール1杯が$16(1300円くらい)!クソ高けぇ〜!!
でもクソうめぇ…。カンパーイ!!!
モンドは黙々とコースターで手裏剣を作ってた。
手裏剣にみんな「オー!ニンジャ!」と反応する。モンドは英語しゃべれないけど、しゃべれないなりにコミュニケーションを取る術を知っているのかなぁ。
夜のリトルインディア。
もっと遊びたかったけど、暑さにバテバテのモンドがもう限界っぽい。
お腹も減ってたので店を移動してシメにミールス食べた。シメというにはかなりモリモリな量で、お腹パンパン!
うまかったけど、案の定、夜中に猛烈な胃もたれ胸やけに襲われ眠れなくなる。うーん、最近酒呑んだあとカレー食うと必ずこうなるな…。
明日はチャイナタウンへ。
「ボギーとモンドのシンガポールツアー」レポ(1日目)
6月6日。
今日からシンガポールへ出発!国際線はちょっと緊張する。搭乗手続きのカウンターに行ったら受付のきれいなお姉さんから「モンドくんですよね!お会いできて嬉しいです!」って声かけてもらえて緊張ほぐれる。モンドのおかげ。
しかも、シンガポール航空の受付のすてきなお姉さんが離陸前にお手紙かいて手渡してくれた!こういうのめちゃくちゃ感動する〜。
福岡から6時間半のフライトでシンガポールに到着!いきなりムワッと暑い。
チャンギ国際空港からMRT(地下鉄)でラベンダーへ移動し、まずはシンガポールで活躍する日本人ジャズピアニストのアヤさんと合流して乾杯!
ドリンク3杯とチキンのビリヤニとドセイというインド料理を食べる。かなりのボリュームだったけど、全部合わせて900円くらい。
今日はシンガポールに住んでる人ですら暑くてたまんない日らしい…もう湿度がすんごい!メガネが曇る曇る!慣れるまではまずこの暑さと湿度にやられる。
冷房の効いたアヤさんのオフィスにて少し休憩。アヤさんはいま「WE LOVE JAZZ」という大きなフェスを企てておりとても忙しそうだ。
夕方頃MRTでニュートンに移動、シンガポールのイフマサカことイチローさんと合流!今日と明日はイチローさんのお家に泊めていただけることになっている。レコードを聴きながらおしゃれなベランダでビール!サイコー!
夜はニュートンフードセンターという屋台村みたいなとこでイチローさんと奥さんのユウコさんと晩餐!
100軒ほど並ぶ露店から好きなものをオーダーできる。
お家に泊めていただくお礼にご飯をご馳走しようと思っていたのに、逆にイチローさん夫妻にすっかりご馳走になってしまう。もうほんと何から何まで感謝感激!
とにかく蒸し暑いのでシンガポールの薄いTigerビールがウマイ!ジョッキに氷を入れて呑むスタイル、なつかしいなぁ。
モンドが大好きなチキンライスも久しぶりに食べれたし、どれもボリューム満点でおいしかった。
これはサティというシンガポール風の味がついた焼き鳥。
これはまるでほっけのように大きく肉厚なエイ。
モンドはストローで作った吹き矢に丸めたティッシュを詰めて、ずっとTigerビールの瓶を撃っていた。
暑さでバテてるモンドを先に部屋で寝かしつけ、おれはイチロー夫妻に連れられて夜のパトロールへ(笑)。シンガポールのタイ街みたいなビルが面白いらしくそこに行ってみた。
ここはタイ人が集まるディープスポットらしい、タイディスコがガンガンにかかってるバーなどが地下にひしめいていた。
昼は飲食店やフードコートもたくさんあるらしいが、夜遅くまでは開いてない。開いてるとこもなんだか不味そうなものしかなかった…。
あるカラオケバーみたいなところに飛び込みで入ることに。
中では爆音のタイミュージックでおっさんやおばさんがカラオケ歌いながらめちゃくちゃ盛り上がってた!
爆発的にエネルギッシュなおばちゃんたちの歌声とグルーヴがほんとに良かった。まるでラウンジサウンズみたいだ。
その光景を笑いながら眺めてたらどうやら「お前も歌え」と言われてるっぽい。ぜったい無いだろうと思って北島三郎「まつり」をリクエストしたらまったく知らない国の知らない演歌が流れ出してマイクを手渡された!!!大ピンチ!!!
とっさに即興で歌う!
「♪おれは〜知らない街で〜知らない歌を〜歌わされている〜!よく覚えておけ〜おれは福岡から来た〜ボギーだ〜よ〜!」
まさかこれがシンガポール初ライブになるとは…(笑)。
シンガポール一日目から濃いわ〜。
東京新聞朝刊「はみだしルンルン」第14回目、挿絵は山田太郎「新聞少年」
文學界7月号、モンドの挿絵は「ウォーキングデッド」
「ボギー家族の九州ツアー日田編〜みどりパン55周年記念」レポ。
6月2日。
日田焼きそばウマい!「三久」久しぶりに来た〜。
今日はボギー家族ツアーで日田のみどりパンの55周年をお祝いに行ったのだ。
今までもいろんな場所でライブしてきたけど、パン屋さんは初めてだ。ふわふわで懐かしくて優しいパンの味。日田のみなさんにとってみどりパンは青春の味だときいた。
パンを食べながらカフェオーレを飲む。
モンドくんの似顔絵屋さんはそんなパンのいい匂いに包まれながら23人もの似顔絵を描いて大忙し。
みどりパンの娘ちゃんたち、今ちゃんとめちゃくちゃ仲良しになってくれた。
久しぶりに会えたsaaraちゃんはすっかりお母ちゃんになってた。
同時進行で地元のミュージシャンの無料ライブが繰り広げられ、みんな清志郎のカバーを一曲やっていた。
それはなぜかというと、企画したSTEPSの古後さんが大の清志郎ファンなことをみんな知っているからだ。
こりゃおれもやらねば!と控え室にベイビーとこもり「トランジスタラジオ」をこっそり練習。子供たちは本場でいきなり即興で合わせてもらおう(笑)。
saaraちゃんの歌、すごく良かったなぁ。以前からナチュラルな歌い手だったけど、さらにナチュラルさが自然体になったというか、うまく歌おうという色気がきれいに抜けて、歌がスーッと気持ちよく届いてきた。生活が歌に影響してるんだろうな〜。
お店の中や外で子供たちがわんさか遊びまわっており賑やかな一日が過ぎる。
日が暮れたころ、ボギー家族ライブが始まったけど、序盤はひどかった。似顔絵がかなりオーバーワークだったモンドは疲れており、逆にずーっと遊びまくっていた今ちゃんはテンションが変になった〝おふざけモード〟に。
4曲目が終わったあとふまじめに歌う今ちゃんを「ステージは自由にやっていい。でもふざけるならやめろ!」と叱った。ほんとはそんなことしたくはない。
でも、今ちゃんを叱ったあとバラバラな方向を向いていた家族の演奏がハッキリと変わったのはお客さんにも伝わっただろう。急遽やった清志郎の「トランジスタラジオ」も、即興で作った「みどりパン音頭」も盛り上がったし、ぐんぐんグルーヴがうねり出した。
ライブ終わったあと、みどりパンの子供たちが「すごかった!またききたい!タコおどりもまたおどりたい!」と言ってくれたのが何より嬉しいご褒美だった。
ふざけずに、真剣にバカをやることが大事なんだ。
というわけで、みどりパン55周年!心からおめでとうございます!お土産にたくさんのパンもありがとうございました!
日田は打ち上げも最高だ。みどりパンのご家族とSTEPS古後夫妻と地元のミュージシャンの皆さんと共に盛り上がる盛り上がる!
ライブをちゃんとやりきったテンちゃんは爆睡。ボギー家族バンドの要はテンちゃんだ。テンちゃんもきっと自分の役目をわかってるから、おれはいつもテンちゃんを頼もしく思う。
打ち上げまだまだ盛り上がってたけど、お開きに。帰り際にみどりパンの娘ちゃんが今ちゃんと別れるのがさびしくて大泣き。ありがとね。日田はいつ来ても最高に楽しい!
ベイビーの運転で福岡に戻ったのは深夜1時、翌日は運動会だというのにね(笑)。
連載「教科書のラクガキFun club」第9回目はボブ・マーリー
モンドが連載中のA9recordsのサイト内にある「教科書のラクガキFun club」、モンドが有名音楽家の絵を描き、想像で歌詞を書く連載の第9回目はボブ・マーリー!