8月20日(日)。
日曜は宮崎のえびの市文化センターにて「夏休みボギー家族ツアー」の番外編ということで行った。
車がないと行けないような場所にどーんと建っており、めちゃくちゃ広々とした施設の中に4人の職員さんが待ってくれていた。最初ほんとにここでやっていいのかな?という感じだった。
えびの市文化センターはたまに音楽のイベントも開催しているが、カラオケ大会や舞踊みたいな無料の催しには人が集まるけど、よく分からないものにはどんなに素晴らしくても人が来ないと館長さんは嘆いていた。
今回、ボギー家族を呼んだのは館長さんにとってかなりの攻めだったと思う。
「お客さんが集まらなくてすみません」と館長さんは申し訳なさそうに何度も詫びる。そのたびに自分のほうこそ知名度なくて申し訳ありませんという気持ちになる。ボギー家族のライブをえびの市の人に見て欲しいという一心で呼んでくれた館長さんの気持ちには全力で応えたい!
ただ、ボギー家族ツアーを終えた日から声がガラガラにしわがれてしまっていた。戴いた地元のイモ焼酎「明月」をお湯割りにして喉に魔法をかける。本番までに声が出るようになるだろうか。
モンドくんの似顔絵屋さん最初のお客さんは鹿児島のニシくん。
似顔絵を描いてもらったあとテンちゃんや今ちゃんに連れ回されてた(笑)。
ニシくんはずっと大きな病気と闘っているが、目の前に現れるときはいつも笑顔である。この夏の家族ツアー一発目の広島にも鹿児島からはるばる来てくれていた。家族をずっと応援してくれているかけがえの無い存在なのだ。
鹿児島や熊本など遠方から来てくれた人もたくさんいて嬉しかった。
夕方からボギー家族ライブスタート。おれの声はやっぱりズタボロのまま、でもおれのパートを家族みんなが一緒に歌って支え合ってくれたおかげでなんとか乗り切ることができたかも。
歌い始めの夕方はまだ蝉がミンミン鳴いてたのに、日が暮れて暗くなると蝉の声がコオロギや鈴虫の鳴き声に変わっていることに気が付いた。ガラガラの声で「家族のうた」を歌いながら背中で秋を感じる一夜だった。
ロビーのくるくる回るイスに座ったお客さんたち、「カーニバル」のとき「みんなイスごと回れー!」と叫んだら子供たちはなんの躊躇もなく回り出した。大人はひとりだけ回ってくれた。もし全員が回ってくれたらこの夜の景色はもっと輝いたに違いない。
シャイなお客さんたちがアンコールの拍手を戸惑っている。なんとしても「贈る言葉」で胴上げしたい館長さん、ニシくん、スケサクなどが拍手しはじめやや強引な流れでボギ八先生が始まった(笑)。やっとシャイなお客さんたちとひとつの輪になれた瞬間。
めでたく胴上げ!
シャイな町だからこそ館長さんはボギーを起爆剤として呼んでくれたんだろう。次は喉のコンディションも万全にしてもう一度挑戦したいなと思った。
打ち上げで連れてってもらった「いその家」で食べた鳥刺しがものすごーくウマかった!
えびの市のみなさんありがとうございました。本当にお世話になりました!
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