モンド今日の絵

【モンドくん(奥村門土)】 2003年、福岡に生まれる。3歳頃より絵を描き始め、小学生になると週末には似顔絵屋さんとして活動をはじめる。まっすぐ純粋に見たものを見たまま描くというスタイルで描かれる人物画が話題となり、2014年に初の画集「モンドくん」(PARCO出版)発表。そのほか雑誌「ヨレヨレ」の表紙や谷川俊太郎とのコラボ、瀬戸内寂聴「死に支度」、鹿子裕文「へろへろ」「ブードゥーラウンジ」の装画、「文學界」「東京新聞」の挿絵連載。メディアにも度々取り上げられ、東京や台湾、シンガポールでの個展開催など、国内外で大きな注目を集めている。フジロックなど全国のフェスにも出演するなど、その世界をさらに広げつつある。現在17歳。映画「ウィーアーリトルゾンビーズ」(長久允監督)にて2019年俳優デビュー。現在も毎日絵を描き、ブログに発表し続けている。 <モンドへの問合せやおしごとのご依頼はこちらまで> オフィシャルHP)http://yokotin.xyz <モンドのインスタグラム> @mondo_world <父ボギーのブログはこちら> http://bogggey.blog.jp/

2019年08月

9/16(祝月)に福岡でウィーアーリトルゾンビーズの上映イベントが決定しました!


主催はアンベラシュウの日高さん。この映画をたくさんの人に観てほしい、という気持ちで企画されたイベントです。アンベラシュウの大きく真っ白な壁に野外上映用プロジェクターでドーーン!と上映します!

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主演のひとり、タケムラ役の奥村門土と父ボギーによるトークショー。さらにボギー家族ライブもセットで2000円です。スパイス探検家川口さんのモンカレーと、ポーポー軒のたこ焼きも出店し、お祭りみたいな空間の中で楽しむ映画「ウィーアーリトルゾンビーズ」!!!!!


昼と夜の2回上映ですので、ぜひみんなで観ましょう!!!


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◼️映画「WE ARE LITTLE ZOMBIES」上映と、トークと、LIVE !!! 


◻︎ 9/16 (祝、月曜日)

◻︎場所 FACTORY UNVELASHU

(福岡市 中央区  3-4-25)

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◻︎入場料 ¥2,000 (+1D ¥500) 

*映画 2回鑑賞の方は +¥1,000 になります。


◼️OPEN 15:00 


◼️時間割


15:00  DJ ボギー

16:00  映画上映 (1回目)

18:10  トークショー

18:40  ボギー家族ライブ

19:30  映画上映 (2回目)


*多少前後する場合がございます



◼️上映映画

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WE ARE LITTLE ZOMBIES」監督・長久允

https://littlezombies.jp/


音楽を通して成長していく子どもたちの物語を、ギミック満載の映像表現や独特のセリフ回しで描く。火葬場で出会ったヒカリ、シ、タケムラ、イクコは、両親を亡くしても泣けなかった。ゾンビのように感情を失った彼らは自分たちの心を取り戻すため、もう誰もいなくなってしまったそれぞれの家を巡りはじめる。やがて彼らは冒険の途中でたどり着いたゴミ捨て場で「LITTLE ZOMBIES」というバンドを結成。そこで撮影した映像が話題を呼び社会現象まで巻き起こす大ヒットとなるが、4人は思いがけない運命に翻弄されていく。「そして父になる」の二宮慶多、「クソ野郎と美しき世界」中島セナらが主人公の子どもたちを演じ、佐々木蔵之介、永瀬正敏、菊地凛子、池松壮亮、村上淳ら豪華キャストが脇を固める。


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◼️トーク:奥村門土(タケムラ役)×ボギー

映画に纏わるエピソードトークやモンド君の感想、お客さんへの質問コーナー他、トークゲスト 奥村門土くん、司会進行 ボギーさんの、親子トークショー。


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◼️LIVE:ボギー家族

福岡の365日お祭り男ボギー(父)、画家や俳優として活躍するモンド(長男15才)、自由奔放な天晴(次男11才)、アイドル気質の今ちゃん(長女6才)、一家を支える屋台骨ベイビー(母)の5人による自然発生的ロックンロール家族バンド。


◼️DJ:ボギー

映画のサントラを中心にゾンビーズゆかりのバンドを流します。


◼️FOOD

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◻︎モンカレー

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◻︎ポーポー軒 (たこ焼き)


#埋もれさせるなゾンビーズという熱狂的な声に応え福岡で再上映決定!ぜひ、大きな画面と大きな音でこの作品を浴びてください。




 




8月13日。

ボギー家族ツアー全15公演を終え、すっかり絞りカスみたいな5人であった。
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しかし、真夏にエアコンの壊れた車で福岡に帰るという最後のミッションが残っている。
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無事に帰宅するにはいくつかの条件をクリアしなきゃならない。まずお盆シーズンの渋滞回避!炎天下での長時間渋滞は釜茹で地獄だ。もちろん雨が降ると窓を閉めなきゃいけないので、天気も心配である。さらに運悪いことに台風も接近していた、天気が荒れる前に福岡に着かねばだ。子供たちの熱中症も心配だし、そもそもこの車で福岡まで安全に走れるという保証もない。

あらゆる悪条件を考慮して下した結論は、運転手のベイビーがたっぷり睡眠を取り、日が暮れてから高速をいっきに走り抜け、夜のうちにできるかぎり福岡に近づいておくという強行作戦しかなかった。


疲れた身体を癒す場所は、厚木の健康センター。
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とにかく眠かった。阿佐ヶ谷ライブを終えたその足で、どろどろに疲れて健康センターにたどり着いた俺たちは風呂も入らずそのまま仮眠室で気絶…。


翌朝は宴会場でおじいさん達のゆるいカラオケを聴きながら昼ごはん食べた(リクエストすれば誰でも100円で宴会場のステージに立てるシステム)。
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じいさんばあさんガンガン歌う!リアルのど自慢!特に一番ヘタクソなじいさんが最強で、リズム感が脱臼した「きよしのズンドコ節」には腹筋が引きつりそうなほど笑い堪えなきゃいけない地獄だった。

そのカラオケじいさん怒涛の3曲連投で「水戸黄門」を歌い出したあたりはなんだか感動すらしていた。あぁ、音楽はこれでいいのだと。

♪人生楽ありゃ苦もあるさ 涙のあとには虹も出る

本当に今年の家族ツアーはそんな旅だったなぁ。なんてしみじみ。

カラオケ大会の後はビンゴ大会が始まった。司会のおじさんの進行ぶりも最高!なんだここ、めちゃくちゃ楽しいな。
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餅が当たったし!縁起がいい!!
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ここは最高だ。湯治のためのあらゆるお風呂があり、仮眠室もたくさんあり、24時間滞在でき、食事もけっこう美味い。
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漫画もWi-Fiもあり、卓球台やファミコンもある。受付のおばちゃんたちはみんな親切だし、しかもかなり安い。
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このままあと2〜3日泊まっていたいくらい居心地いい健康センターを後にし、夕方に出発。

いよいよ福岡へ帰るのだ。

窓を開けて走る、夜風が涼しい。

真正面に丸い月。
明るい夜だった。
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心配してた渋滞もないし、雨もまだ降ってない。エアコン壊れてても大丈夫だ。あっという間に京都あたりまで快調に走らせる。

眠気覚ましにカーステで岡村ちゃんガンガン流しながら神戸まで爆走!子供たちは爆睡!
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岡山に入り、太陽が昇りはじめたころ、ベイビーの目が半開きになっていた。ヤバイ!!!
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こんなとき眠気が覚めるような面白い話をするべきなのだが、付き合って25年を越える2人だ、なにもかも語り尽くしている。

ツアー中どこで食べたアレがうまかったとか、もし移住するならどこがいい?とか、他愛のない話が途切れると、あとはウィーアーリトルゾンビーズのサントラをガンガン流しながら大声で歌って眠気を飛ばすのだった。

夜中のうちに10時間運転し、早朝なんとか広島あたりまで来れた。ここらでちょっと休もーぜ。
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しかし、ベイビーはほんの少しだけ仮眠を取ったあと「暑い!」と叫んで再び車を走らせた。

空が明るくなり、太陽が昇りはじめると車内の温度は瞬く間に上昇した。
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暑くて爆睡していた子供たちもさすがに起きたので朝食。サービスエリアのメシ、もう飽きたわ〜。
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福岡に向け走り出すと再び車中は大騒ぎ状態に。

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うるせー
車の中がずっとうるせー
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でも、たのしー
このたのしすぎる旅もあと少しでおわるー

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さみしー

そんなこんなで関門海峡!
遂に九州に帰ってきたぞー!!!!!
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家まであと少しがんばれベイビー!がんばれベイビー!なんだかサライが流れてきそう…いよいよ感動のフィナーレ!


と、いうわけで旅の出発から26日目、無事わが家へたどり着けた…。

大きな安堵感とちょっぴりの寂しさ、そして、各地でお世話になったみなさん、応援してくれたみなさんへの感謝の気持ちでいっぱいだ。心からありがとう!!!

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特に今年はトラブルもあり、たくさんの助けもありで余計に忘れられない思い出が山盛りの旅になった。

このツアーをはじめた5年前からずっと言ってることだけど、ボギー家族ツアーとは最高の「思い出づくり」なのだ。

人生は「思い出づくり」とさえ思ってる。


しかし、その「思い出づくり」にはたくさんの人の手助けの上に成り立っていることを忘れてはいけない。


この世界にはいろんな面白い場所があって、いろんな面白い人がいて、いろんな面白い生きかた暮らしかたがある。

人生は面白い!

それを実体験として知ることは子供たちの生きる大きな力となるだろう。

また来年も家族ツアーができるかどうかは分からないけど、5年間もこんな旅を続けてこれただけでもう充分に奇跡だし、子供たちがいつか自分の家族を持ったときにこの旅を振り返り、わが子に語るような日がきたら、それって最高だなと、ひとりの父親として思っている。

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全24章に渡る超絶長いレポを最後まで読んでいただいてありがとうございました。

誰かに頼まれたわけでもないのに、我ながらバカなのかと思います。でも、この全記録を体験したのはこの世界に5人だけだから、書き残しておかなきゃ勿体無いことがたくさんあるのです。

この夏、ボギー家族と一緒に旅をしているような感覚になっていただけたなら幸いです。

では、また!現場でお会いしましょう。

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